◆植物食性の肉食獣◆
今日は肉を食う、それもステーキを、絶対に。淳が夕食の買い物に行こうと言いだしたときから俺はそう心に決めていた。以外に主婦感覚の発達した淳は反対するかもしれない。「達哉は無駄使いが多い」俺がトリッシュの泉で回復しようとするといつもそう言うからな。だが今日は俺の言い分を通させてもらうぞ。
俺はスーパーに着くなり、まっすぐ肉売場に向かった。淳が何か言いたそうな顔をしているが無視だ。俺は肉売場の棚で燦然と輝いている神戸牛を手に取った、やはり高い。本当は余り脂ののった肉は好きではない。どっちかというと赤身の方が好みなのだが、淳の反応が見たくてそれを淳の持ってるかごに入れた。案の定、淳は「ダメ!」という顔をした後、にっこり微笑んで別の肉と取り替える
この笑顔がくせ者だ。淳はこの笑顔で主導権を握る。身長でも、体力でも、ずっと俺の方が上にもかわらず、俺はあの笑顔にどうしても勝てない。俺の意志はこいつに支配されているのだろうか?
……腹が減った。夕食のできるのが待ちどうしい。期待と空腹で思わず料理している淳の周りをうろうろしてしまう。淳の作る料理はうまい、淳の作る飯を食うと、ちょっと他のは食べられなくなるほどだ。そこで困った事態が起こる。今まで俺の主食だったコンビニ弁当の類が全くダメになってしまった。淳の料理になれた今の俺には不味すぎる、とても食えたもんじゃない。
淳がいない時は、俺はどうやって生きていけば良いんだ? 俺はすっかり弱くなってしまったような気がする。
淳なしでは生きていけないのではないかと思うと妙にいらつく。
昔はそうじゃなかった、失う物など何もなかった俺に怖い物など無かったのに。今のありさまはどうだ? そうだ、俺は弱くなった。しかし、そんな強さに何の意味があるだろう? 俺は淳を失うのをおそれている。一度味わった密の味を忘れることなどできない。もしそれが取り上げられたのならば、それを渇望してよけいに苦しむものだ。
とにかく淳はイロイロしてくれる。掃除、洗濯はもちろんのこと、いろんな事に細々と気が利く。俺が思うより先に淳が必要な物を差し出す……なんてしょっちゅうだ。いや、違う……それだけではない、俺が淳を必要としてるのはそんなことではない。
俺にとって淳はもはや無くては生きていけないと言うほど俺の心を占めている。淳でなければ駄目なのだ。淳しか見えない。あれは誇張でも何でもなく、真実だ。
俺はいつだって淳に飢えている。恥ずかしいくらいに淳を求めている。それはもう、滑稽なほどに、なりふり構わず、だ。
淳はそんな俺を笑って見ている。例の微笑みで高いところから俺を見下ろしている。その余裕はどこから来るんだ? じたばたしてるのは俺だけなのか? と思うのだが、おかしな事に、淳はしっかりしてるかと思えば、その割に妙にぬけてるところがあるのでどうも危なっかしい。明らかにナンパ目当てなのに、「だって困ってそうだったから……」なんて言ってついていきそうになるのを止めるのはあんまり楽しいことではないぞ? 淳。
「もう、じゃまだから座って!」
淳がぴしりと言う。鞭を食らった猛獣のように従順にしたがう俺……。だがしかし鞭の次は飴と相場が決まっている。
ようやく淳がいい匂いのする料理の皿を俺の目の前においた。俺の好物の血の滴るようなレア・ステーキ。待ちかねていた俺は、早速ナイフで肉を切り口へ運ぶ。
うまい、そこら辺の店など目じゃない美味さだ。淳の料理の腕に感謝する。これで淳が女だったら、結婚という手段で一生俺に縛り付けてやるところだ。誤解がないように付け加えると、淳に女であって欲しいというわけではない、単に女だったらそういう手段があったというだけの話だ。別に男だって構わない。しかし、美味い。しばらく、フォークを皿と口への往復することに熱中する。
ふと気がつくと、淳がにこにこしながら俺の食べっぷりを見ている。おかしな事に、淳は俺の食べる様子を見るだけで幸せに浸れるらしい、奇特な奴だ。やっぱりこいつは天使なのかもしれない、俺なんかとは人種が違う。
あんまり淳が幸せそうだったので、ちょっとちょっかい出したくなる衝動に駆られた。淳の皿には、まだあんまり手を付けられていないステーキがある。
食わないのなら俺がもらうぞ、淳? ただでとは言わない、その代わりに野菜を付ける。淳の皿から肉を奪って、その代わりに自分の皿の野菜を淳のさらに移す。淳は信じられないといった感じに目を丸くする。その顔が見たかったんだ、俺は。
その後の「お野菜も食べてよ!」と言う淳の抗議に仕方なくサラダには手を付けた。ウサギじゃないんだから葉っぱなんて食ってられるか。と思うものの、淳は食べるまで許してくれそうもない。
ストライキを起こされても困るしな……。干渉されるのは嫌だが、こればっかりはしょうがない。
だって、相手は淳だ。だが淳、言っとくが俺に干渉すると高くつくぞ?
だいぶ時間も遅くなって、そろそろ淳をベッドに連れ込んでも良いかな? と思っていたら、風呂上がりらしい淳が頼りなさげに立っている。たぶん湯にあたって頭がぼーっとしているんだろう。
うなじが色っぽかったり、パジャマの裾からちらりと見える足が桜色だったり、ついでに頬もほんのり桜色だったり、目が潤んでいたり、儚げだったり……。
淳は俺を誘ってるのだろうか……? いや、そうとしか思えん。そう勝手に解釈する。
いつでも、淳はその存在自体で俺を引きつけてやまない。淳が俺を誘ってるのではなくて、俺が勝手に淳に引きつけられてる事を本当は知っている。
そうだ、俺が勝手に誘惑されてるだけだ。そう思うといらだちが募る。淳は? 淳は俺のことをどう思っているんだ?
そう思うといても立ってもいられなくなって淳を肩に抱え上げた。
こいつはこんなに細くて軽いのに、なぜ俺の中ではこんなにも重く俺の心を占めるのだろう?
華奢な体でどんなに暴れても、こんな風に俺は淳の体を思い通りにできるのに淳の心はちっとも思い通りにはならない。俺一人でじたばたしている。ただの俺の独りよがりだ、ばかばかしい。
淳は疲れたのか、観念したのか、おとなしく俺のなすがままになった。強引な自分の行動に少し反省する。淳の意志を無視してしまったが怒ってるだろうか?
淳を見ると、優しい瞳で俺を見ている。
「僕も達哉が欲しい」と、目で、全身で表す淳。こいつはなぜこんなに優しいのだろうか?その優しさにつけこんでる自分が嫌だ。
淳は知らないだろう。俺が淳をめちゃくちゃに壊してやりたい衝動に駆られることがあるなどと。
淳を犯してひざまずかせ、俺を欲しいと言わせてやりたい。俺しか見えないように一生閉じこめてやりたいとさえ思う。
淳、お前は俺がそういう人間だって知っても微笑んでくれるのだろうか? いや…多分淳のことだから微笑んでこう言うのだろう。
「かわいそうな達哉……」
俺には淳をつなぎ止める自信がない。だから淳のやさしさに甘えるだけだ。俺は淳にふさわしい人間か自信がない。自信がないから力に訴えようとしている、閉じこめてやろうとしている。最低だ……。
なぜ俺に微笑んでくれる? 俺はいつかお前を壊すかもしれない、現に、今だって……。
俺は凶暴な気分になって淳の頬をなめあげた。柔らかくて美味そうだ。
お前が優しいと、俺はつけあがる。淳の全てを食べ尽くして俺の物にする。他の誰かが淳を見つけたとしても、淳はもう空っぽだ。俺は淳の優しさにつけ込んで淳を食い尽くす。
「淳、いいか?」
俺は答えを確信して淳にささやいた。俺は淳をだましている。俺はずるい。だがやめる気はない。
地獄に行ってもかまわない。ただしそのときは淳も一緒だ。俺に会ったのが運の尽きだと諦めてもらおう。その代わりといってはなんだが、快楽をおまえにやる。
やっぱり淳は微笑んでキスをくれた。
以前、ジョーカーだった淳が言っていた。淳は与える者、そして俺は奪う者だと。
その言葉は正しい、俺は淳から奪うだけだ。淳はいくら俺が奪っても尽きることがない。俺が全てを食らいつくさないと、淳は他の男にも与えてしまうかもしれない。
そう思うと、いても立ってもいられなくなって淳の体中にキスの跡を付けた。この体は俺の物だ。誰にも渡さないという警告。無駄だとは判っているが、やらずにはいられない。淳の白い肌はすぐに俺に服従した赤い証を許す。
だが、淳の目を見るとこう言っている。
「僕の心はそんなことで屈するほどやわじゃない」
……俺は益々凶暴な気分になった。
淳の肩に噛みつく、そんなに俺の言うことを聞かないのなら、本当に食ってしまうぞ?
噛み跡からじんわり血が出てきた。舌でなめ取ると血の味が口に広がる。
おかしな話だが、淳の体に血が流れているのが一瞬不思議に思えた。
淳は植物のようだ。静かで強い、そして様々な恵みを与えてくれる。為すすべもなく搾取されながらもまた新しい葉をのばす。
静かでありながら、地形を変えるほどの力を持つ。しなやかで強い、俺なんかよりもはるかに。
ああ、淳の全てを俺の物にしたい。淳の全てを食らってやりたい……。
淳は綺麗で、綺麗すぎて俺には届かない。届かないものだから、俺は淳を堕とそうとしている、俺の手の届くところまで……。
無駄だって事は百も承知だ。淳は俺ごときには汚されない。だが、今は……今だけは淳は俺の物だ。俺は考えるのをやめた。今は淳を愛すことだけ考える。
窓から差し込む銀色の月光が静かに淳を照らす。長いまつげに影を、やわらかで優美な曲線を描く腹部になまめかしさを。
清らかでいて淫乱、天使の様でいて毒婦のよう。正直でいて大嘘つき。
ベットの上の淳は不思議だ。淳を抱くのは神にささげられた供物を掠め取るような奇妙な興奮と罪悪感がある。天国から火を盗んだウサギもきっとこんな気持ちだろうな。
ふと手に何かが触れた。口紅……? ああ、リサや舞耶さんが淳に使っていたやつか、何かの拍子にベットに転がり落ちたらしい。
我ながらばからしいと思うが、これを淳に使ってみたいと思った。
ひょっとしたら、淳がもっと美味しそうになるかもしれない。ためしてみよう。
淳が抵抗するかと思い手足を押さえつける。そのせいで片手で口紅を塗ったものだからなんだか手元が狂ってしまった。口紅は淳の唇からかなりはみ出ている。
「達哉……」
淳の真っ赤な唇が動く。はみ出した口紅は淳を男でも女でもない生き物にした。
女のようななまめかしい媚びと残酷さ、でもそこには女独特のいやらしさがない。
男のような獣性と骨太さ、でもがつがつしていない。
男と女を微妙にミックスさせた中性めいたアンバランスな魅力。
ニャルラトホテプがこいつを選んだのもわかる。あいつ、何だかんだいって絶対趣味だ。(てことは俺はあいつと同じ趣味か?)
ぞっとするほど淫靡な表情をしているのに淳は気がついてるのだろうか?
俺は淳に飲まれた。魅入られて動けない俺に淳は唇をゆがめて笑う。
ここで引いたら俺の負けだ。あせって少し乱暴に淳にキスをする。
植物のように無力だった淳はたちまちつるを伸ばし俺を絡めとってがんじがらめにしようとしている。逃げられない、動けない。俺は失敗を悟った。
形成逆転だ……。俺は奪う側であるという心理的余裕まで失ってしまった。今度は俺が淳に食われる番なんだろうか?
俺はふと、ある種の植物がつるで動物をがんじがらめに動けなくして殺し、養分にしてしまうという小さいころ読んだオカルト話を思い出した。
淳はキスをした後、俺を見て満足げに微笑むと、赤い唇のあいだからチラリと舌を出し、ぬるりと俺の胸元の敏感な部分をなめあげた。ちきしょう……気持ち良い。
俺にしたい気分なのだろう。そう思ってしばらく淳の好きにさせておく。
俺が淳にそうするのが好きなように、淳も俺のからだをすみずみまで愛するのが好きだ。お互いの体を愛撫したり、キスをしたり、女王様みたいな淳に奉仕したり、性奴の様に淳に奉仕させたりと、淳の体と、自分の快楽を存分に楽しむ。
淳でなければこの行為は意味のないただの排泄行動である。という事を、俺は淳を抱いて初めて知った。
「たつやぁ……」
淳が甘えた声で小さくささやいた。欲しいのだ。淳は指と舌を使って俺を悦ばせた。俺は欲望を吐き出した後、今度は淳を悦ばせてやろうと手を伸ばす。淳の内は狭い。内を極力傷つけないように、湿らせた指をゆっくりと差し入れる。
「ん……っ」
淳の体がびくりと動いた。快楽に身をよじり、更なる快感を求めて腰をくねらす。すごい、エロなやつ。まあ俺だって人のこと言えないが。と言うかむしろ何倍もエロだが。淳をここまで乱れさせ、俺の前に自分をさらけ出させたことに満足した。
……俺だけだろうな? 俺以外の男の前でこんなよがり狂った姿見せてないだろうな? とすごく聞きたかったが、そんな事聞いたら確実に淳は怒り狂うだろう。でも心配だ。
「ぼ、僕をこんな風にしたのっ……、達哉のくせにっ……あ!」
表情で俺が何を言いたいのかを察したのか、快感に淳が泣きながらそれでも必死に抗議してきた。かわいい奴…。
「達哉以外じゃ……や、んっ、あん! や、やだからね! 絶対に嫌だからね! 僕の事信じてよね! ふぁ……ああっ!」
「……わかったから気持ち良くなる事だけ考えろ」
淳の事を信じていないわけではない。こいつは俺にベタ惚れだ。でも淳はこんなに可愛いから他の男にだまされやしないかとか、路地裏に連れ込まれてやしないだろうかとか俺も気苦労が絶えない。
「た、達哉、お願い……、は、早くゥ、早くちょうだい!」
淳の脳髄をしびれさせるような甘い声が俺をたまらなく興奮させる。淳の欲しいものと俺のやりたい行為が一致した。無意識に逃げようとする淳の体を押さえつける。
こんどは二人で快楽を極めよう。
淳がそっと俺の頬に触れた。しばらく先ほどの快楽の余韻に浸って、時折切なそうに体を震わせていたが、落ち着いたのだろう。そんな淳がたまらなくいとおしくて、からだ中にキスの雨を降らす。
確かに淳はここにいる、俺の腕の中にいる。確かめるために淳にキスをした。しばらく舌を絡ませた後、淳が満足そうに小さなため息をついた。そのまま淳を逃がさないように腕を回して抱きしめる。
こいつは抱き心地が良い。暖かくて、すべすべしている。俺が淳の抱き心地をたのしんでいると、「ご苦労様」なんてムードのないことを淳が言ってくる……。
一仕事終えたってことなのだろうか……? どうせ言うならもっとかわいいことを言って欲しいものだ。「愛してる」とか、「もっと欲しい」とか……。
特に後者のリクエストには時間場所を問わずお答えしてやる。
……と思ってたら俺の心を見透かしたように、淳が「達哉はすぐ欲情する」などと言い出した。図星だけになんか悔しいが、そう言う淳だってトロトロに俺に甘えてきてるじゃないか。
おまえ、俺の事好きだな。なんか気分が良いぞ。いい気になっていたら、淳がいたずらっぽそうに上目使いで俺の顔を見た。
なんだ? と思っていると、淳がしなやかな腕を回して俺を淳の胸元に抱き寄せてきた。
とくん、とくんと淳の心臓の音が聞こえる。ゆっくりとした規則的なリズムに俺は安心して眼を閉じた。
たまにはこういうのも悪くない。そう思っていると、淳がいつもされてばっかりじゃ悪い。などと聞き捨てならないことを言う。
なんだ? 淳はそういう風に思ってたのか?
俺は好きで……というか趣味で淳を甘えさせているのだ。甘えさせてもらってる……。とまでは言わないが。淳にやさしくするのも、淳を守ってやるのも、淳を愛してやるのも、淳ねらいの男を抹殺するのも。わりと俺のためだ。俺の義務だ、趣味だ、喜びだ。
それが淳の負担になってたのなら大問題だ。俺は生き方を変えねばならない。だが淳のためならいくらでも変えよう。
俺には今それだけの力がある。淳が傍にいるなら俺は何でもできる。俺は弱くなってしまったが、同時に、命に代えても守りたい大切な人がいる最強の漢だ。
昔の俺とは違う。そう思ってふと口うるさい兄の事を思い出した。
昔は克哉の言ういちいちもっともな正論の前に沈黙するしかなかったが、今なら克哉などに負けはしない。なぜなら俺は克哉などより何百倍も幸せだからだ。
こんな気持を克哉は知るまい。品行方正、正しさの権化のようなうちのお兄様より、木にもでもくくり付けておきたいと言われた俺が幸せをつかんだのだ。
勝ったのは正しいお兄様じゃない。ざまぁみろ、克哉。
今まで散々小言を言われたお返しに俺の幸せを見せつけてやろう。
俺はもう子供じゃない、守るべきもののある漢だ。克哉の持ってないものを持ってるし、克哉の知らないことも知ってる。
克也には淳がいない、俺には淳がいる。偉そうに兄貴ズラするのはもう終わりだ。周防家の下克上だ。
俺はほくそえんだ。次克哉に会うのが楽しみだ。
淳の腕に抱かれ、ぴったりと体を合わせてお互いの体温に幸せを感じる。俺達はこんなに近くにいる。もう二度と淳を無くしたくない、なくせない。もう淳がいなくてあんなつらい思いをするのは御免だ。
淳に守られてうとうととまどろみながら、俺の隣から二度と淳を放さないことを固く誓った
淳の笑顔を見るのは好きだ、淳にやさしくしてもらうのは気持ちが良い。俺は淳をなくしたくない。淳を守ってやりたい、淳をつらい目に合わせたくない。
淳も俺と同じ気持ちなら、俺たちはきっと、もっとずっと高く上れる。一人でいるときよりも、二人でいるなら、もっと何倍もの大きな物を手に入れる。もっとうまくいく。いや、いかせてみせる。神だろうが兄だろうが電波だろうが誰にも邪魔はさせない。
俺は淳の体温や心地よいからだの重みを感じながらそう思った。
淳を無くしていた時の俺は一体どうやって生きていたんだろう? 淳なしでよく我慢できたな。今の俺とは全く構造の違う奴だったのだろう。
淳は俺を変える。淳は新しい自分を見せてくれる。淳はなんて俺の心をこんなにも多く占めているんだろう?
淳のおかげで俺は強くなれる、淳のおかげで俺はやさしくなれる。淳は俺にいろんなかけがえのないものをくれる。
淳は俺を構成するパーツの重要なひとつだ。ほかはいくらでも変えが利くだろうが、淳だけは変えられない。淳がいないと、俺は正常に働かない。
「淳しか見えない」というのは、つまりそういうことだ。
ENDE
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